不動産屋を開業するためには、宅建業免許を取得する必要があります。
免許がなければ営業できないので、当然ながら免許取得は最重要ポイントです。
開業には「宅地建物取引業」の免許と「宅地建物取引士」の資格(資格保持者を雇うなど)を持っている必要があります。
また、申請には事務所を持っていることも条件ですから、開業する前に事務所を借りる必要もあります。
条件次第ですが自宅でも可能です。
実際の営業を行うためには、免許申請と保証協会入会手続き(または供託金)をして、開業までに少なくとも1ヶ月半程度かかります。
開業して、いきなり仕事が軌道に乗る可能性は低いので、当面の事務所維持費の確保も必要ですよね。
事務所の設置
営業を開始するために、事務所を用意します。
事務所を借りる、あるいは自宅を事務所とする方法があります。小さな規模なら、自宅を事務所とすることでも良いでしょう。
会社の設立
個人でも免許を取得して営業することはできますが、仕事を行う上では法人の方が圧倒的に有利です。
法人として資格を得るためには、事前に会社を設立する必要があります。
会社の立ち上げは、スムーズにいって2週間程度はかかります。
さらに、会社設立後に免許の取得となるため、トータルで考えると営業まで2ヶ月程度かかります。
ただし、会社設立と並行して様々な書類を揃える宅建業免許を取得する準備も可能ですから若干短縮できます。
仕事を続けながら開業を考えている人は、仕事を辞める前に少しずつ準備を進めるほうが良いでしょう。
宅建業免許の取得
事務所が1か所の場合は、その所在地の都道府県知事へ宅建業免許申請をします。
複数の都道府県に事務所を持つ場合には、国土交通大臣へ申請します。
また、免許を取得するには、以前働いていた会社で専任の取引士として登録されている場合は、別途手続きが必要になりますのでご注意ください。
会社側で専任取引士を解除してもらうことと、自分で勤務先の登録解除を行う必要があります。
不動産屋を開業するメリット
開業するメリットは、自分主体で営業を行うことができる点です。
やるべきことが増えるのは間違いありませんが、会社という組織に所属している時よりも圧倒的に自由度は高くなります。
また、契約さえ取れれば、大きな利益を得ることが可能です。
特に、不動産業は他の業界と比較しても、独立・新規参入がしやすい業界です。
在庫を抱えるような業務形態ではないので、リスクが低いと言えます。
開業資金の目安
事務所の家賃などにもよりますが、軌道に乗せるまでには、ある程度の資金が必要です。
また、営業するために会社を設立する場合、別途お金がかかります。
開業までの費用としては、会社設立・宅建業免許申請・保証協会に加入するとしても、開業までに概ね150~200万円程度。(専門家に手続きを依頼するか、ご自身でするかにもよりますが、専門家に依頼するほうが圧倒的にスピーディです。)
ざくっと不動産屋の開業を、会社を設立して行う場合は、およそ1000万円程度あればできると言われています。
自宅事務所や、節約できる部分をカットしたとしても、800万円程度は用意しておきたいところです。
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