宅地建物取引業(宅建業)の免許申請をすると、2つある保証協会のどちらかにほとんど加入されます。

保証協会は、宅建協会(ハト)と全日(ウサギ)の2つ。

 

どちらに加入するか?悩みどころですね。違いはあるのか?

結論を言うと、どちらに加入しても運営内容に違いはありません。

 

若干ハトの方が費用が高いことはご存じの方も多いです。(弁済業務保証分担金は本店につき60万円、プラス入会費用・年会費等々)約10万~15万円程度の差があります。

 

会員数は、ハト:ウサギでは、7:3程度ですが、会員数が多いからと言って、何かメリットがあるとは思えません。商売は自分でするものですからね。

 

出身の前職会社がハトだからとかウサギだったから、慣れているとか?も関係ないでしょう。逆に、別の方を選択するケースも多いですね。

 

実際の加入手続きを比較してみると、どちらも締日があります。但し、ハトは営業所を管轄する支部によって締日が月半ばであったり、25日や月末とまちまちです。月に一回です。それに対してウサギは、毎月5日と20日の2回が固定されていて、締日が月2回ありますので、開業を急いでいる場合は、5日か20日を目標にしますので、月1回と比べると早く開業ができる可能性が大きくなります。

もう一点、協会の審査には、事務所調査と面談があります。代表者と専任取引士が一緒に対応する必要があります。ハトの場合、事務所調査と面談が別日となっていて、2日掛かります。全日の場合、事務所調査と同時に面談をしますので、1日で完了します。

開業準備で忙しい方にとってどちらが良いでしょう?

 

勝手な私見ですが、ハトはおじさん(年配者、形式重視)のイメージで、ウサギは若い(従来の協会の常識を次々に改革してきた)のイメージがあります。会員何名かの推薦がないとダメみたいなことがありましたが、ウサギが不要とし、ハトが追随しました。

 

と、かなりウサギ寄りのようにみえるかもしれませんが(笑)、実際は、ご本人が良いと感じた方に加入をしてください。内容はほぼ変わりませんので。

 

ご参考まで。

 

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